以下のとおり、INIAD特別講義を行います。
この特別講義は、一般の方にもオンラインで広く公開しております。オンラインでの聴講の場合は、事前申し込みは不要です。
INIADの学生のみなさんは、学年を問わず聴講できますので、ぜひ積極的に参加してください。
日 時 | 2022年5月25日(水)14:45~16:15 | |
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会 場 | INIADホールでの対面またはストリーミング配信 配信URL:https://youtu.be/5Pjtp96aeFk |
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講 師 | 平野 利樹氏(東京大学国際建築教育拠点講座SEKISUI HOUSE – KUMA LABディレクター、特任講師) |
概 要
本講義では建築設計と情報学の接点の一つとして、コンピュテーショナル・デザインを取り上げる。
CADのように、手動で行っていたことを単純にコンピューターで置き換えるのではなく、コンピューターによって初めて可能となる新しい設計方法がコンピュテーショナル・デザインであり、これは1990年代のコロンビア大学建築学部で行われたペーパーレススタジオに一つの源流が見いだされる。
ペーパーレススタジオは、紙の図面や模型を廃して設計をコンピューター内で完結させようとした建築設計スタジオ演習で、当時の若手建築家たちが指導にあたり、様々な革新的な設計方法論、思想が生み出された。
本講義では、ペーパーレススタジオの建築家たちの設計方法論を紹介しながら、どのようにして建築設計と情報学が融合し、新しい建築のあり方が模索されてきたかを様々な事例を紹介しながら考察する。
CADのように、手動で行っていたことを単純にコンピューターで置き換えるのではなく、コンピューターによって初めて可能となる新しい設計方法がコンピュテーショナル・デザインであり、これは1990年代のコロンビア大学建築学部で行われたペーパーレススタジオに一つの源流が見いだされる。
ペーパーレススタジオは、紙の図面や模型を廃して設計をコンピューター内で完結させようとした建築設計スタジオ演習で、当時の若手建築家たちが指導にあたり、様々な革新的な設計方法論、思想が生み出された。
本講義では、ペーパーレススタジオの建築家たちの設計方法論を紹介しながら、どのようにして建築設計と情報学が融合し、新しい建築のあり方が模索されてきたかを様々な事例を紹介しながら考察する。
ペーパーレス・スタジオ講評会の様子(『ABSTRACT 94/95』pp.64。)
講師プロフィール
1985年生。2009年、京都大学建築学科卒業。2012年、プリンストン大学建築学部修士課程修了後、Reiser + Umemoto勤務。2016年、東京大学建築学専攻博士課程修了。東京大学建築学専攻助教を経て、現職。作品として 《Reinventing Texture》《Ontology of Holes》など。著書として『a+u 2017年5月号 米国の若手建築家』(ゲスト編集)など。