INIAD生の活躍

INIAD生の活躍
連携の基礎としてのプログラミング

INIADでは、1~ 2年生にかけて、すべての学生がプログラミングを学習します。
この学習の結果、さまざまなアプリケーションを自分で開発できるようになります。

オンライン版人狼ゲーム

結城 歩

INIADで勉強したDjangoを使って人狼ゲームのオンライン版をチームで開発しました。コメント機能などを実現するために授業で習っていないことを自分たちで調べたり、チームで役割分担したりして開発することで、チーム開発の重要性を実感しました。

AIを応用した顔認証システム

中嶋 裕也

INIADで学んだAIを応用して女性タレントNさんの顔を認識するシステムを作りました。システムに画像のURLを渡すと、その人がNさんかどうか判断してくれます。Nさんの画像のURLを渡すと「Nさんです」と返します。Aさんの画像のURLを渡すと「違う人です」と返します。

将来のポートフォリオを形作る専門科目群

2年生からの専門科目での学習を通じて、外部のAPIなどと連携した、より高度なアプリケーションを作れるようになります。また、INIADのIoT環境を活用した、より高度で実践的な講義も実施します。

API連携による音楽共有アプリ

葛西 裕紀

チームメンバー全員が音楽好きで、Slack上で好きな曲を共有できたらいいなと思い、INIADで学習したDjangoとSlack APIとiTunes APIを使って、Slack上で好きな音楽を共有できるアプリを作りました。このチーム開発を通して、複数のAPIを連携させて気軽に新しいサービスを作ることができるとわかりました。

INIADのAPIを操作するSlackアプリの開発

石出 港士

Slack上でコマンドを打つとINIADの部屋の扉を開けたり、照明を点けたりできるアプリを開発しました。INIADのAPIを外部のアプリケーションと連携させることで、自分たちの技術でもIoTが可能になるということを認識できました。

T-Carを使ったIoTシステムの開発

濱田 悠貴

INIADでは、T-Carを使ってIoTシステムの基礎を学びます。T-Carを走らせる、ウインカーを点ける、ヘッドライトを点けるという三つのプログラムの部品を組み合わせて、走りながらウインカーやヘッドライトを点けられるようにしました。ハードウェアに近い部分のプログラムは難しいですが、パソコン上のプログラムとは違って実際にT-Carが動くので、とてもやりがいがあって楽しかったです。

チーム実習の成果

学部3年の必修科目「情報連携チーム実習」では、専門科目群の専門知識・スキルを持ち寄り、1年間をかけてプロジェクトを遂行します。「オリンピック・パラリンピックへの貢献」「SDGs」「ニューノーマル」など、毎年異なるテーマで、学生自身がプロジェクトを立案・遂行します。

スマートゴミ箱

吉田 篤史・春名 美波

東京2020オリンピック・パラリンピックのゴミ問題の解決を目指し、きちんとゴミを捨てようという動機づけのために、投票機能をつけたスマートゴミ箱を開発するプロジェクトです。入口が二つに仕切られたゴミ箱に超音波センサーを設置し、ゴミ容量を計測することで、どちら側の入口により多くのゴミが捨てられたのかが、画面に表示されます。またゴミ箱が一杯になったときに、Slackに通知を行う機能もついています。実際にINIADの大学祭でも運用されました。

ゴミもん

南地 浩平・塩谷 海斗・山田 拓実・玉澤 秦司・湊 愛実

東京2020オリンピック・パラリンピックのコンセプトであるSDGs(持続可能な開発目標)に貢献するために、ゴミ拾い活動に楽しく簡単に貢献できるアプリを開発するプロジェクトです。ゴミ拾いの要素を取り入れた育成ゲームのアプリを開発しました。ユーザがゴミを拾い、その写真をスマートフォンで撮影して登録していくと、キャラクター「ゴミもん」が成長していきます。

わくわく自動販売機

宇都宮 綾優・梅田 治輝・川本 史織

東京2020オリンピック・パラリンピックで来られる訪日外国人の方に、「ちょっとした、ささいな出来事でも楽しんでもらう」をコンセプトにしたプロジェクトで、今の気分にあったドリンクをおすすめする「わくわく自動販売機」を開発しました。AI技術を利用し、利用者の顔画像から感情を推定し、その数値からおすすめのドリンクを提案します。

卒業研究の成果

学部4年では、教員の研究室に所属し、1年間をかけて専門的な研究テーマに取り組みます。情報通信技術を活用し、社会の課題解決につなげることを目指す研究が多いようです。

No! 三密サイネージ

上原 未紅

デジタルサイネージを用いた密の回避を目的として作りました。サイネージについているカメラから人物を認識して、AIを用いてその距離を解析します。その結果密が検出された場合に、サイネージから警告を出し、ソーシャルディスタンスを促します。今後このアプリを大学に設置して実験を行うことで、実際にこのアプリが密の回避に有効かどうかを検証します。

盛り上がりDetector

福井 隼

聴覚障碍者がスポーツ観戦を楽しむことを目的に「盛り上がり」を可視化するアプリです。AIを利用してスポーツの歓声データを学習しています。スポーツ観戦中に、観客の歓声から「盛り上がり」を認識すると、スマートフォンの画面上に、色分けして表示します。スマートフォンがスリープ中は、スマートウォッチと連動します。「盛り上がり」を認識するとバイブレーションで知らせます。

INIAD生自身のための開発

INIADでは、講義以外においても、学生自身が自分たちの生活をより良くするための自主的なソフトウェア開発も盛んです。

時間割アプリ「クリア時間割」

「クリア時間割」はAndroidで利用できる時間割アプリです。シンプルな時間割機能とカスタマイズ機能、クラウド同期機能があります。TypeScriptやGitHub、React Nativeなど最新の技術を使って作ってみました。自分が欲しくて作ったアプリですが、友達にも使ってもらえたのでよかったです。

INIAD MOOCs Extension

下田 浩貴・結城 歩・若山 武史

INIADの授業で使われるMOOCsに表示される授業のコースの絞り込みができるGoogle Chromeの拡張機能を作りました。1年生の授業で学んだJavaScriptの知識をベースに自分たちでいろいろと調べて便利な機能を追加しました。INIADの学生が継続的に130人ぐらい利用しているので、作ってよかったです。

INIADの学園祭

INIADの学園祭では、INIADで身につけたスキルを活かした、さまざまな企画が行われます。コロナ禍に開催されたオンライン学園祭においても、システム構築から運用に至るまで、すべて学生が行っています。

子供向けプログラミング教室

春名 美波

私はこの学校でプログラムの楽しさを学び、プログラムを書けるようになれば、いろいろなアイデアをかたちにすることができるようになることを、みなさんに知ってもらいたいと思いました。そこで学園祭でプログラムを知らない子供たちのためにPythonを使って楽しくプログラムを学ぶ教室を開催しました。

QRコードを使った学園祭受付アプリ

宇都宮 綾優

授業で学んだWebアプリの知識やGitの知識を活用し、学園祭用にQRコードを使った受付アプリを開発しました。総合受付で来場者に年齢や性別などを入力してもらい統計データとして活用したり、サークル団体の受付でQRコードを読み取ることで、誰がどこを訪れたのかを調べたりできます。

脱出ゲーム

阿部 賢太郎

INIADのIoT設備を制御するAPIを使ったアプリ開発に興味があったので、それを使った脱出ゲームを大学祭で開発しました。部屋のモニターに表示されている問題を解くことで次の部屋の鍵が開き、部屋の照明が暗くなります。そして次の部屋の問題、次の部屋の問題……と解き進んでいくことで脱出することができます。プログラムを通して、現実世界のものに影響を与えられるのがとても面白いです。

「学園祭受付アプリ」バージョンアップ版

阿部 賢太郎

学園祭で使う来場者用の受付アプリをバージョンアップした公式アプリを開発しました。来場者のスマートフォンに会場マップが表示され、来場者が今どこにいてどこに行けばよいかを確認できます。また展示のリストをタップすると企画内容の詳細が確認できます。来場者の移動記録をデータ化したり、ペーパーレス化を加速させたりすることを目的に開発しました。

学園祭情報のサイネージ表示

立松 あやめ

1年生のコンピュータサイエンス概論で学んだHTMLやCSS、JavaScriptを使って、学園祭の企画情報やマップをサイネージに表示するシステムを作りました。普段は企画の紹介が自動で表示されますが、画面を触るとマップが表示され、企画の情報を見ることができます。学園祭当日、来場者の方々が実際に画面に触って情報を見ていたのがうれしかったです。

コロナ禍の課外活動

コロナ禍でキャンパスに通えない時期もありましたが、学生が自主的にオンラインの課外活動を企画して、新入生歓迎会や学園祭を開催しました。コロナ禍でさまざまな制約がある中でも、大学で学んだコンピュータの技術を活かして面白いものを作りたいと、ポジティブに活動しています。

学外での活躍

INIAD生の活躍は、学内だけに留まりません。
ここでは、東京公共交通オープンデータチャレンジにおいて入賞した学生の作品を紹介します。

時刻表アプリ「デジシルベ」

寺田 一世

「デジシルベ」は、MaaSによるモビリティ革命を体感できる東京公共交通機関ガイドアプリです。東京公共交通オープンデータチャレンジで提供された公共交通関連のオープンデータを使っています。私がプログラミングを学びはじめたのは大学に入学してからですが、自分が作ったアプリやスキルが自分の生活だけでなく周りの人の生活も豊かにすることができ、とてもうれしく感じています。

Tokyo Train Delay(東京遅延情報)

リンピポルパイブル チャノン・堀口 紘平・押久保 秀英

「Tokyo Train Delay(東京遅延情報)」はオープンデータを利用し、首都圏の交通機関の遅延情報をリアルタイムでツイートするTwitter botです。また、より詳細かつ簡潔に見やすくリアルタイムの列車遅延情報を提供するWebアプリも開発しました。英語にも対応済みなので、日本人だけでなく外国人の方も、都内の円滑な移動や快適な暮らしを実現するために利用できます。

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