【学生】情報連携学研究科博士前期課程の小川直也さん(川原研究室)が電子情報通信学会ネットワークシステム研究会において若手研究奨励賞を受賞しました

情報連携学研究科博士前期課程の小川直也さんの研究発表「ネットワークの異常検知ならびに障害規模の推定法の性能評価(小川直也,川原亮一:2024年1月発表)」が、電子情報通信学会ネットワークシステム研究会において若手研究奨励賞を受賞しました(2024年1月25日)。

若手研究奨励賞は、若手研究者(35歳以下)による奨励講演の内、特に優秀であり今後の活躍が期待できると認められた奨励講演の発表者に対して贈られる賞で、若手研究奨励賞の対象発表のうち、概ね10%程度に授与されています。
(研究会HP https://www.ieice.org/cs/ns/jpn/wakate-awards.html より)。

本研究の概要:ネットワークの異常検知と同時に障害規模を推定する手法の提案となります。ネットワークを複数のグループに分割し、グループ間トラヒック毎にニューラルネットワークを適用することで異常検知と障害規模推定を行います。エミュレーション実験環境を構築し、実トラヒックデータをリプレイで流し、その有効性を評価しました。

指導教員 川原亮一教授のコメント:
本研究は、大規模化・複雑化するネットワークにおいて、その運用時に課題となる通信障害への対処の自動化・迅速化を目指し、ニューラルネットワークを活用した研究となります。これまで進めてきた修士論文研究の内容がこのように表彰され、大変うれしく思います。
ネットワークへのAI活用に関する研究は盛んにおこなわれており、AI活用への期待は今後より一層高まっていくのではと思っております。川原研究室では、今後もAIを活用した情報ネットワークの研究に取り組み、将来の情報ネットワークの発展に貢献できるよう研究を進めていきたいと思います。

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