【学生】情報連携学研究科博士前期課程の牛塚優太さん(川原研究室)が電子情報通信学会ネットワークシステム研究会において若手研究奨励賞を受賞しました

情報連携学研究科博士前期課程の牛塚優太さんの研究発表「ニューラルネットワークを用いた空き帯域推定手法の性能評価とその応用法の検討(牛塚優太,川原亮一:2022年12月発表)」が、電子情報通信学会ネットワークシステム研究会において若手研究奨励賞を受賞しました(2022年12月16日)。

若手研究奨励賞は、若手研究者(35歳以下)による奨励講演の内、特に優秀であり今後の活躍が期待できると認められた奨励講演の発表者に対して贈られる賞で、
若手研究奨励賞の対象発表のうち、概ね10%程度に授与されています(研究会HPより)。

本研究の概要:仮想ネットワークはトラヒックやサービスに応じてパスを動的に変更することで柔軟な制御が可能となるため、パス情報を用いる従来のネットワークトモグラフィ(ネットワーク内部状態推定)の適用が困難になるという課題に取り組みました。具体的にはニューラルネットワークを用いる手法を提案し、その有効性について評価を行いました。

指導教員 川原亮一教授のコメント:
本研究は、仮想化が進むと考えられるこれからのネットワークにおいて、その運用時に課題となるネットワーク内部状態推定をニューラルネットワークを用いて実現する手法を提案しています。これまで進めてきた修士論文研究の内容がこのように表彰され、大変うれしく思います。
ネットワークへのAI活用に関する研究は盛んにおこなわれており、AI活用への期待は今後より一層高まっていくのではと思っております。川原研究室では、今後もAIを活用した情報ネットワークの研究に取り組み、将来の情報ネットワークの発展に貢献できるよう研究を進めていきたいと思います。

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