情報連携学部の石川知一准教授らが執筆した論文「Procedural Animation of Aurora and Its Optimization for Keyframe Animation」が、CGMIP 2019(2019 International Symposium on Computer Graphics, Multimedia and Image Processing)(2019年7月29日~31日・ローマ)において、Best Paper Awardを受賞いたしました。
この学会は4つの学会(CGMIP 2019, CSECI 2019, ICBICC 2019, ICSFrontiers 2019)の合同開催というシンポジウム形式で開催され、コンピュータグラフィックスとマルチメディア、画像処理だけでなく、ソフトウェア、ビックデータ、IoT、情報セキュリティなど多岐にわたるテーマについて、14件の発表がありました。Best Paper Awardはこの14件の発表のうち最も良い発表1件にのみ与えられる賞です。
本研究は、コンピュータグラフィックスの研究で、オーロラのキーフレームアニメーションを制作するための方法を提案したものです。いくつかの仮定を置くことで、写真などの画像からオーロラの空間分布を求め、キーフレームアニメーション生成のためのシミュレーションの初期パラメータを遺伝的アルゴリズムによって求めています。今回提案した最適化とパラメータ探索の方法については、今後、別のアニメーション事例への応用が期待されるものです。
■石川准教授のコメント
この研究は東京理科大学との共同研究になります。手法や現時点での結果について評価して頂きましたが、実用性についてはまだ満足していませんので、今回の会議のコメントを受け、さらに改良していきたいと思います。
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