【学生】水野瞭汰さん(石川知一研究室所属)が情報処理学会 第87回全国大会において学生奨励賞を受賞しました

水野瞭汰さん(石川知一研究室の卒業研究生)が発表した研究「ゲーム内の見た目と実際の衝突判定の差異がプレイヤーの体験に与える影響」が、情報処理学会 第87回全国大会(2025年3月13日~15日・立命館大学)において、学生奨励賞を受賞いたしました。

この大会は情報処理学会によって年1回(春季)開催する学会最大のイベントで、最新の学術・技術動向や情報に関する新しい研究成果やアイディア発表を通し意見交換・交流を行っています。約1,200件の一般講演発表に加えて、招待講演やパネル討論などのイベントも合わせて開催しています。学会と受賞の詳細はこちら

水野瞭汰さんが行った「ゲーム内の見た目と実際の衝突判定の差異がプレイヤーの体験に与える影響」では、ゲーム内の見た目とキャラクターの実際の衝突判定との間に生じるギャップが、プレイヤーのゲームフィールに与える影響を分析することを目的として研究しました。具体的には、弾幕シューティングゲームを作成し、見た目通りの衝突判定と、見た目より大きい衝突判定を設定し、それぞれの影響を比較しました。実験では、難易度ごとに衝突判定を変化させたゲームをプレイしてもらい、ゲーム内データとアンケートを収集しました。その結果、衝突判定が見た目より大きくなると、プレイヤーのストレス度が増加する傾向が確認できました。

-水野瞭汰さんのコメント

このたび学生奨励賞をいただくことができ、大変光栄に思います。賞をいただけたのは、日頃からご指導いただいた石川先生や、実験に協力してくれた方々のおかげです。今回の経験を通じて、自分の研究を伝える難しさや面白さを改めて感じました。
今後もより良い研究成果を発信できるよう努力を重ねていきたいと思います。この受賞を励みに、さらに研究に取り組んでいきたいと考えています。ありがとうございました。

– 石川准教授のコメント

受賞した研究は水野さんが卒業研究として取り組んでいた成果を発表したものです。研究テーマは水野さんが興味のあるゲームの分野から、プレイヤーの印象調査をすると社会的にも有用なのではないかという議論から始まりました。ゲームの実装から実際に遊んでもらったときの印象調査・分析まで行って報告でき、受賞に繋がったことを嬉しく思います。

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