ICAEAアカデミックパートナープログラムへの参加について

東洋大学(東京都文京区/理事長 安齋 隆)とJacksoft Commerce Automation Ltd.(台湾 台湾市/President Sherry Huang、以下「JACKSOFT」)は、グローバル社会におけるDX推進を目指し、デジタル監査分野の教育及び研究に関して協力するために基本合意書(Memorandum of Understanding, MOU)を締結しました。将来的には、共同セミナーや学術研究、実践的ワークショップを開催し、日台の産学連携を深化させることを目指しています。
本MOUにより、JACKSOFTが開発したAI対応監査ツールJCAATsの無償提供を受け、ICAEA(International Computer Auditing Education Association、本部 カナダ)アカデミックパートナープログラムに参加します。プログラムに参加することで、ICAEAによるカリキュラム開発支援が与えられ、最新のAI対応監査ツールJCAATsに触れることを通して、AI活用の実践的なスキルを習得することが期待されます。

INIADでは、2025年度より富田亜紀教授の担当する「ビジネス構築演習Ⅰ」の講義においてJCAATsを活用した授業を開講しています。
この授業では、JCAATsを用いてサステナビリティ・レポートに対するテキスト・クラスタリングや、総勘定元帳監査、オープンデータを活用した監査を学修します。

東洋大学情報連携学部情報連携学科 富田亜紀教授(同MOU担当、公認会計士)のコメント:
INIAD は、生成AI 時代において、組織や社会をDX 化できる知恵をAIと協調しながら発揮して新たな価値を創造する能力を持った人材を育てることを目的としています。AIの可能性と限界を理解するとともに、AIに適切な指示を出す能力の開発を重視しています。JCAATsは、台湾を代表する多くの企業が採用し、デジタル監査教育と実務において極めて重要な役割を担っている最先端のAI監査ツールです。オープンデータとJCAATsを活用したデジタル監査演習は、学生のAIに適切な指示を出す能力の開発に貢献すると期待しています。

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